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17-12


思わず、貴也の方を見た。


予想に反して、表情には何も浮かんでいない。

いや、恐らく。

心はもう、決まっているということか。



「貴殿を加えたのは、血縁という情に

 流されるか否かの判断も確かめる為だ。

 意見を述べよ。」



真っ直ぐに会長を見据えるこいつは、きっと。



「両親から孤高であれという教えを受け、

 それを信じて疑わなかった僕には、

 血縁の情に流される感情すらありません。

 ······

 更生プログラムのお陰で、

 愛を知ることができました。

 僕の行く果ては、その大切な人が身を置く

 協会の為だけに捧げます。

 兎川会長。血縁の汚点を、是非とも

 僕に拭わせてください。」



······


なんてカッコいいんだお前はぁぁぁっ!!




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