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17-7


「あの、僕も······拝見したいです。」


「イエス!ヒアユーアー!」


極寒地帯へ誘われるところだった。

貴也、ナイス。



「待て。」


ツジーが、ノートを手渡そうとした時だった。


「くぅ~ん」


「河野 貴也。」



名指しされて、貴也は背筋を伸ばす。



会長の表情は、和やかじゃない。


そう。この部屋に入る前から、

こいつを警戒している。



「私のもとで偽りを申せば、

 直ちに集いから外れてもらう。

 その覚悟の上、答えよ。」


「······はい。」



会長の圧を受けて、

普通でいられるわけがない。


貴也の表情は、固くなっている。


入会の時の、杏奈を思い出す。




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