表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
503/646

17-1


胸元から、カードキー。

まだ流行ってるらしい。


コンコンコン、と会長は扉をノックする。


「河野 貴也。兎川である。」


『······自身の為に、わざわざ御足労くださり

 ありがとうございます。』


貴也には、伝えてあるみたいだ。


カードキーでロックを解除すると、

なぜか会長はカードを胸元に戻さず

俺に差し出した。


「貴殿が持っていろ。念の為だ。」


······念の為。

あいつが脱走なんて、するはずないけど。


でも。会長は、そういう人だ。

可能性がゼロじゃない限り、保険をかける。


俺は何も言い返さず、素直に受け取った。



ガチャン。



両扉が開いた先に、深々と頭を下げる

貴也の姿がある。


フォーマルスーツ姿。めっちゃかっけぇな。

どっかの貴族みたいだ。



「初めまして。皆様方。

 この度、眷属の集いに参加できる事を

 心から歓喜しております。」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ