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2-6


「・・・・・・」


俺は、ソファーに目を向ける。

杏奈の眠る姿を見て、心から思った。


試してしまったのが、悪かった。

あのまま飲み続けていたら・・・・・・

そう思うと、ゾッとする。


「実は私も、昌耶さんに

 血を吸われた事があるの。うふふ。

 懐かしいわね~。私の場合は、

 気持ちよくなるだけだったけど。」


そこで照れると、息子は

どうしていいか分かりません。


「その子の事、大事にしなさいよ。

 受け入れてくれるなんて、

 滅多にないのだから。」


「・・・・・・なぁ。そいつから質問攻めにあって、

 俺も色々聞きたいことが出てきて。

 血を飲みすぎると、どうなるんだ?」


「うーん・・・・・・詳しくは、

 昌耶さんから聞いた方がいいわね。

 帰ってくるまで、上で寝かせましょう。」












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