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「先日は、その······スイートルームを
提供してくださって、
ありがとうございました。」
経験値が足りず、不完全燃焼でした。
ある意味、忘れられない時間になっ······
「使いたい時は、遠慮なく
いつでも言え。あのスイートルームは、
貴殿たち専用に設けている。」
······へっ?!
「安心しろ。万が一、子を成した時の
バックアップは万全であるぞ。
ふはははっ。」
·······は、はぁぁぁぁっ?!
「会長。差し出がましいことを申しますが、
それはまだ、早いと思います。」
「何を言う。早いに越したことはない。
二人の子どもならば、いつでも大歓迎だ。」
まっ······
ま、まさかっ、そ、そ、そんな意図が
あっての、あのスイートルームだったっていうのかぁぁぁぁぁぁぁ······?!
性急すぎませんかぁぁぁぁ······
「朔耶?どうした?真っ赤だぞ?」
すんませんぼくまだちぇりぃぼぅいなんですごめんなさぁぁぁぁぁ······




