442/646
15−12
「挫けそうになったり悩んだりしたら、
いつでも僕に話してくれ。
大人の先輩として、アドバイスする。」
心強いな。
「ありがとう。親父。」
「ははっ。こちらこそ。
······吸血鬼の調べとやらを、
見せてもらってもいいか?」
「あぁ。」
普通のノートにして良かった。
「······ほぅ。よくまとまっていて、
分かりやすい。」
「まだまだ、書き足していくつもり。」
「これは是非、会長にもあいつにも
見てもらいたいな。」
ぽよプラ隊員であることを、
皆に晒すところだった。危ない危ない。
「朔耶にしかできない事だ。
完成するのが楽しみだな。」
······
あ。そうだ。
昼のこと、親父に話しててみよ。
 




