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Lesson2 血の味は好き度合いに比例するのか
ここまで読んでくださり、
本当にありがとうございますm(__)m。・゜・・゜・。∞
今後とも、ごゆるりとお楽しみください。
両手が塞がっていたので、俺は
家のインターホンを頭で押す。
一応モニターはあるが、背負っているのが
生身の人間だとは、夢にも思わないだろう。
しばらくして、ドアが開いた。
「どうしたの、朔。鍵持ってるでしょ・・・・・・」
言葉が途切れる。
原因は、分かっている。
予想では、
“やだ、女の子連れてきちゃって!
どうしましょ!付き合ってるの?うふふ!
あら?寝てるの?何があったの?うふふ!”
という奏子の、はしゃぎっぷり姿。
しかし。
「・・・・・・」
その反応は、真逆だった。
奏子は無言で、じっと俺の顔を見ている。




