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15-9


「これって、吸血鬼本来の力ってことか?」


「そうだ。ただし、その力が発動するのは

 血を吸った人間に限る。

 蓄積された量にもよるが、

 思入れが強い者ほど容易くなる。」


なるほど。

残像が見えたのは、

正統な発動条件を満たしたからなのか。


「この事は、吸血鬼の集いで

 是非取り上げよう。会長もあいつも

 喜ばれること間違いない。」


生き生きとして笑う親父は、

慕う女性目線からすると鼻血もんだろう。


「それと、もう一つあるんだけど······」


「おお、何だ?」


そんな、嬉しそうに。

奏子だったら、ぶっ倒れるレベルの笑顔だ。


「ちょっと、言いづらいんだけど······」


「何でも話してくれ。僕はとても嬉しいよ。

 お前の成長ぶりを、こうして聞けるのは。」





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