437/647
15-7
俺も一旦部屋に戻り、
“吸血鬼の調べ”を手に持って
早速親父の書斎へ向かった。
風呂は、奏子たちが
晩御飯作ってくれている間に済ませている。
親父は帰宅したらすぐ風呂だから、
これから寛ぎタイムのはず。
コンコンコン、と控えめに
ドアをノックする。
『どうぞ。』
すぐに返事がきた。
俺はドアを開けて、足を踏み入れた。
壁一面、書籍が並ぶ棚がある。
図書館じゃないかと、圧倒されるくらいに。
様々なジャンルのものが並んでいる。
昌耶は本が大好きだ。
俺も、例外じゃない。
ここの本を拝借して、読む事がある。
出入りに関して、親父は何も問わない。
小学生の頃、泣きながらここに
引きこもっていた。
現実と引き離してくれる、この空間が。
俺の、サンクチュアリだったんだ。
ここまでで一旦お休みして、
Reflection11に潜りますm(_ _)m。・゜・゜・。
読んでくださり、
心より深く感謝いたします(*^^*)。・゜・゜・。∞
またお時間の許す限り、
よろしくお願いします♪♪♪




