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15-3


「元々彼の地元が、九州でね。

 大学時代に知り合った。奏子さんもね。

 三人でよく会って遊んでいたよ。」


「楽しかったわね〜!思い出すわぁ······

 二人が行く所行く所、

 人だかりができちゃうのよ。

 ほとんど女の人なんだけどね。」


ほとんど?男もいたってことか?

性別問わず。エグいな。


「奏子さんは、僕らの女神だったんだよ。

 勿論、今もだけどね。

 彼女が僕を選んでくれたのは、

 本当に奇跡だった。」


「まぁ♡うふふっ♡選ぶだなんて······

 恐れ多くって困っちゃうわ。

 初めから、昌耶さんしか

 見えていなかったわよ?」


「そう言ってくれる君に、

 とても感謝しているよ。」


「昌耶さん······」



だから、ね。食事中イチャしないで?


杏奈が照れて困ってるでしょ。




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