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14-23


互いに勉強する時間は、17時まで

真面目に続いた。

俺は大半、“吸血鬼の調べ”に没頭したんだが。


こんなガチで物事に集中したのは、

初めてかもしれない。

ここまで真面目に取り組むと、

妙な爽快感がある。


貴重な勉強会は、奏子が帰宅したと同時に

終わりを迎えた。



「アンナちゃん!いらっしゃい!」


「奏子さん!お邪魔してます!」


深々と頭を下げる杏奈に、奏子は

微笑みながら寄り添って

彼女の背中に手を置く。


「我が家だと思っていいのよ。うふふっ」


頭を上げた彼女の表情は、

泣きそうなくらいに緩んでいた。


「本当に、勝手な事ばかりして

 すみません······」


「何言ってるの。あなたは本当に健気ね〜!

 カレーは食べた?」


「いただきました!

 とっっっても美味しかったです!」


「あらっ。うふふっ!嬉しいわぁ!」





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