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14-22


午後からの勉強タイムが始まり、

杏奈は黙々と参考書に向き合っている。

美しい。うむ。

向き合うこの景色、至福だ。


俺は、というと。

不意打ちミッションの結果を

ノートに記して、補足を足していった。


もう一度実行する必要がありそうだ。

検証という形になるだろう。


でも今日はもう、しない方向で。

杏奈の負担もあるし、

俺のキャパ超えも、ある。



杏奈が何気に口にした、“吸血鬼の調べ”。


完成させよう。

意外と、やる気が出ている。

存続の為もだが、人との共存が目的だ。

その行く末を、会長は見据えている。

吸血鬼協会の心得。


人外である以上、衝突も生まれる。

それを、極力避けたいもんな。


吸血鬼が絶滅危惧種なのは、

言わずとも分かる。

絶やさない為にも、理解が必要だ。

半人の俺は、不可能も可能にする。

そう、信じている。


生きた標本に、なってやろうじゃねーか。





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