表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
419/646

14-15


「ねぇ、朔耶。もう流石に

 血が飲みたいんじゃない?いいよ?」


ドキッ。


しまった。さっきの不意打ちで

堪能しすぎた。正直今、満足している。


不意打ちミッションを遂行するには、

一回の量を少しにしなければ。

俺はともかく、杏奈の身が持たない。


「んー······母さんのカレーが美味すぎたのか、

 不思議と大丈夫なんだよな。」


「そうなんだ······味覚が満たされたら、

 満足するもんなの?」


「断言できないが、そうなのかも。」


すまん。これはちょっと、誤魔化している。


同じ空腹感ではない。

飢えの種類が、違うというか。


血の乾きは、狂っちまうくらい我慢できない。


本能から湧き上がる、飢えだ。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ