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14-12


「あれっ······?朔耶、

 キッチンにいたよ、ね?

 何で······その······」


顔が赤く染まっていって、

俺から目を逸らす。

あぁ。かわいい杏奈が戻ってきた。

よしよし。


「さぁ、なぜでしょう。

 ······紅茶、飲みたいだろ?」


「は、はいっ。お願いします!」


笑って杏奈の頭をポンポンすると、

何事もなかったように俺は

キッチンへと戻った。



······ぶはあぁぁぁーっ!!


危なかったっ!何とか切り抜けたぞっ!



不意打ちしたこと、杏奈は

憶えていないようだったな。


赤い目、発動してなかったのに。

杏奈のメロメロ具合は、

それに似ていた気がする。



······まだまだ、試さないと分からないな。

今後も、このミッションは続行だ。


いろんな結果が生まれそうだし、

調べに記録しがいがありそう。


······決して、楽しんでなんかいないぞ?





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