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14-7


杏奈が、ソファーから

立ち上がろうとした、その時。


すかさず俺は、バックハグする形で

彼女を包む。


驚いたんだろう。

びくっと身体を震わせた。


こちらを振り向く事を許さず、俺は

杏奈の白い首筋目掛けて

口を開き、噛み付く。



「······!!」



流れ込む、極上の蜜。


それは、俺の乾いた喉に

ねっとりと潤いを与えていく。



······詩人みたいな表現になっちまったけど、

本当に、これは、正気を失うくらい

危険すぎる美味さだ。


ヤバい。


毎回思うけど、味が

微妙に変わっていくんだ。


しかも、その時、その時、

しっかりと極上で。


狂いそうになる。




「······くぅ······」



寂しがる子犬のように、杏奈は鳴いた。





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