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14−3


「······ありがと。」


はにかみながらも、素直に手渡してくれた。


「片付け終わったら、朔耶も

 ソファーに来てね。」


「あぁ。」


「一緒に、寛ごうね。」


返事の代わりに、笑顔で返す。


食器をシンクへ持っていき、

杏奈から姿が見えなくなった所で

思いっきりニヤつい······いや、

頭を抱えた。



どうする。

ほぼ、イチャこらフラグ確定だ。


このままだと確実に、血を吸ってしまう。

いや、いいんだけどさ、不意打ちへの挑戦を

持ち越すのは······


二人きりでいられる、この時間が

完遂できるチャンスだと思う。


ううむしかし。不意打ち、ムズい。

さっきのお知らせメロディーで、

くじかれてしまった。



女子が好きそうな行動を自然にできる、

モテ男子に聞きたい。

柏原とか、きっと

そういうの上手いんだろうな。


俺の、今までの短い人生経験と勇気を

隅々までかき集めたところで。


急に、そんな事できないぃぃ。






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