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１４−２
「この間の南瓜サラダ、最高に美味かった。
それも、大好きになったかもな。」
お世辞抜きで。
「えへへ······うれし。また作るね。」
何となく、いい雰囲気。
互いに気づきつつ、カレーに集中する。
ちょっと、思ってること口に出しすぎた。
俺も照れ気味。
奏子のカレーは、俺たちの腹も気持ちも
満たしてくれた。
「ごちそうさまでした！美味しかったぁ〜！」
「ごちそうさま。」
食器を持って、立ち上がる。
「後片付けは、自分がするよ？」
すぐさま杏奈も、立ち上がった。
「いいよ。俺がする。ソファーで
ゆっくり寛いでてくれ。」
「してもらってばっかだよ？」
「いいじゃん。食器ちょうだい。」
杏奈が手に持っている食器を
もらおうと、手を差し伸べる。
