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13-20


ぴろろろん。ぽろろろん。



「······っ?!」



ぴろろろん。ぽろろろん。



その音に、びくっとして

杏奈は音のする方へ注目する。

俺は慌てて瞬時に、ソファーへ飛んでいった。



ぴろろろん。ぽろろろん。



······ウサギのイラストが描かれた、

レトロな壁時計。


しまった!!

12時か!!12時なのかっ!!

12時だけに鳴る、お知らせのメロディ音!!


「びっくりしたぁ······」


集中していたからか、彼女は驚いたようだ。


俺はもう、心臓がバクバクしてヤバいっ。


「もう12時になったんだぁ······

 早かったね。」


ぴろろろん、ぽろろろん、と、

まだ鳴り続けている。

お馴染みの、壁時計。



······

くそぉぉぉっ!!やられたっ!!





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