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一通り、復習は終わった。
よし。
吸血鬼の調べ、作成開始だ。
まず、噛んで血を吸うこと。
これを行うと、唾液の強力な麻酔効果により
相手が睡眠状態に陥る。
第一段階→快感を伴いメロメロに
第二段階→深い睡眠
第三段階→昏睡、死に至る
杏奈は、『聖職者』という
特殊な血であった為
第一段階までにしか至らなかった。
しかも、自分の唾液は
本来の吸血鬼とは少し違うらしい。
微量な治癒効果。
半人であるが故の、イレギュラー。
だから、麻酔効果が弱いのかもしれない。
杏奈と俺のバディ関係は、
奇跡の上に成り立っている。
としか言いようがない。恋人としても。
↑補足
あ。血狂いの事も書かないとな。
血を飲みすぎると、“血狂い”を起こす。
正気を失い、血を求めてさまよう。
これについても、謎が多い。
はっきりした原因は、分かっていない。




