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12-3


何とか無事(?)に、家へ辿り着いた。


杏奈は、ずっと俺の腕に

くっついたまま······

嬉しいのを通り越してしまわないように、

奏子のキンキン声を頭の中でずっと

響かせていた。効果バツグンだ。


ふらつく足で、地面に降り立つ。


「朔耶?大丈夫?」


心配そうに聞いてくる彼女は、さらに

俺の腕に密着する。


うん。やわらかい。女子って、やわらけぇ。

何もかも、やわらけぇ。いい匂い。


「······あぁ。少し、貧血気味かも。」


「すぐに飲んだ方がいいよ?」


嬉しい申し出、だが、

また眠ってしまったら、何か、もったいない。

ここは、ちょいと我慢しよう。


「大丈夫だ。ちょっと、セレブに浸りすぎて

 調子悪くなっただけだろう。」


「あはっ。なにそれおもしろっ。」


意外と、ウケた。





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