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12-26


名残惜しいっていう気持ち。

その言葉の意味が、かなりよく分かった。


あっという間に着いた。


彼女も同じ気持ちだったのか、

なかなか離れようとしない。



運転手さんが後部座席のドアを開け、

柔らかく微笑んでお辞儀をする。


ご丁寧に、すんません。


「えっと······このまま待っていただけますか?

 俺の家に、彼女を連れていきたいんです。」


待ってもらえるなら、その方が。

俺んちに行くまでの時間、また寄り添える。


俺の意見に、杏奈の顔が輝いていた。

へへっ。嬉しいな。


「かしこまりました。全然構いませんよ。」


すんなり神対応。


「ありがとうございます。」


「すみません!すぐ来ます!」


杏奈は、何度もお辞儀して

車から出ていく。



彼女の温もりが離れると、寂しい。


もう、なくてはならない俺の一部だ。







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