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12-22


「じゃあ、出るか。」


「うん。」



ホント、すげぇ部屋だったな。


まだまだ俺の大人スキルが足りなくて、

不完全燃焼だったけど。


いい思い出になった。



「······朔耶。ホントにありがとう。」


いい笑顔で杏奈は、ペコりとお辞儀をする。


「お礼を言うのは会長たちに、だな。」


「朔耶も、だよ?」



えっ。あっ。

ほっぺにチューされたぁぁぁぁ······∞


ちょ。なんだろ。


昨日の方が、遥かにヤバい事してんのに。

めっっっちゃうれしい。



「えへへっ······

 これからも、よろしくね。」



······かわいすぎ。



「······あぁ。よろしくな。」


俺は、額チューでお返しだーっ。



「······えへへへっ。ヤバいっ······」



ヤバいのは、こっち。


うれしすぎて、どこまでも飛んでいけそう。


なんだろ。この満たされた感じ。

ほんわかする。



やっぱり俺の煩悩、落ち着いてんなぁ。







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