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12−10


ロウソクの灯りって、エモい。

温かみがあるというか。


その中で照らされる杏奈の顔は、

超絶綺麗で。

ガチめに、女神じゃないかと思った。



「消していい?」


「待って。一応、俺のヘタくそな

 バースデーソングを添えます。」


「あはっ、いいの?嬉しいなぁ。」



柏原のように、聴かせる歌声じゃないが。

いっぱい心をこめて、

バースデーソングを歌います。



ホントは、昨日の内に歌いたかった。


でも、日を跨いでいない他国がある。


そこではまだ、杏奈の誕生日。

そう。まだ、間に合う。



「······ありがとう。朔耶。」



歌い終わった後に浮かべた

彼女の笑顔は、とても優しくて。

とても、綺麗だった。


灯りは、彼女の息吹によって

残ることなく、ふっ、と消える。





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