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11-16


俺は、杏奈の後ろに回る。


うなじ、きれい。

髪をアップしてるのもあって······

見事な首筋がっ······


ううむ。噛みつきたい衝動が。


多分俺、前よりも

吸血鬼度合いが増してる。


でもここは、我慢。

噛みついてしまったら台無しだ。

後で。うん。後で、頼んでみようかな。


なるべく首筋を見ないようにして、何とか

ネックレスを付けてあげた。

ふぅ。危ないところだ。


「えへへへ······すっっっごくかわいい!

 ありがとう!」


振り返った貴女、最高に眩しいですわよ。

オネェ作戦、決行。

そうでもしなければ、理性を保てませんわ。


「良かった。気に入ってくれて。」


「うれしい······これ、今日の為に

 準備してくれてたんだよね······

 朔耶、ホントにカッコよすぎ。」



おほほほ。どうしましょう。

この子ったら、とろけちゃってますわ。






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