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11-12


「メイクすんの、大変だろ?」


「うーん。自分の場合は、楽しいけどね。

 武装する感じで。」


ぶ、武装?

·······まぁ、今回は······そうなのかもな。


俺はクローゼットから、

キラキラスーツを手に取る。


「わっ。すごいっ。」


「家のよりは、抑えめかな?」


「似合いそう!」


えへ。そう?


「準備出来たら、声掛けろよ。」


「うん!······覗かないでね?」


フラグ立てないでください。杏奈さま。


「そんな事しません。」


「ふふっ。だよね。朔耶は

 そんな事、しないもん。」



一緒住んでる時、その誘惑に負けそうなこと

何度もあったけどな。

堪えましたよ?勿論。





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