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10-14


「······乾さんに知らせる。あいつの処理は、

 会長に任せるんだ。」


「······短剣で、自分の血を浴びせようと

 思ってたの。」


「危険すぎる。お前の血が、効かなかったら

 どうするつもりだったんだ?」


ゾッとする。想像しただけで、冷える。


「自分の血を、吸わせるつもりだった。」


「それも、効かなかったら?」


「······」


「共倒れなんて、させないからな。」


「······うぅっ······」



誕生日でお前を失うなんて、考えたくない。



「ここは、苦しいだろうけど······

 喧嘩別れしたって事で、一旦俺は

 ここから離れる。

 俺が誰なのか、あいつはまだ知らない。」



敢えて、“付き合ってます”とだけしか

言わなかった。

その方が、いいと思ったからだ。

判断は、正しかった。






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