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10-2


残像の杏奈は消えることなく、

車内のドア付近に立って、景色を眺めている。


行き先は、どこなのか。


一体、誰の為の喪なのか。



······


杏奈の両親、しか浮かばない。


でも、何で今日なのか。

杏奈の誕生日なのに。



······誕生日······?



誕生日を祝う為に墓前へ行くとか、

聞いたことない。喪服で。



まさか。いや、でも。

もしかして、この日と同じくして······


両親の、命日だとしたら。



思い浮かべたと同時に、

モヤモヤしていたものが晴れた気がした。



そうか。

この推測は、正しいのかもしれない。



誕生日が、命日。


この合致する原因が、杏奈を苦しめている。


そう考えて、おかしくない。







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