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再開しまぁす(〃ω〃)ごゆるりと
よろしくお願い致します♪♪♪
ホームルームが終わった後、俺は迷わず
担任の保坂の所へ向かう。
「先生。日下部、何で休んだんっすか?」
鬼気迫ってたのか、2歩くらい下がった。
「し、親戚が亡くなったらしく、
三日休むという連絡があった。
体調不良とかじゃないから、心配するな。」
親戚が、亡くなった。
それは、嘘だ。
あいつに、親戚との伝手はない。
「先生。日下部に、
付いてやってもいいっすか?
あいつ、一人なんです。」
俺の迫力が凄かったのか、
クラスメイト全員が行方を見守っている。
「いや、お前な、話聞いてたか?」
「あいつの事情は、俺がよく知ってます。」
「落ち着け、大地。」
「ここで俺が行かなくて、
あいつに何かあったら······先生、
責任取れますか?」
何かあって、三日休むと言った。
信じて待つという選択肢は、勿論ある。
だけど。予期できない事もあるんだ。




