表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
270/650

9−19


杏奈の大きな目が、さらに大きく見開かれた。

その瞳は、真っ直ぐに俺を映している。


「一緒に暮らせた時間、ホントに貴重で。

 お前がいなくなると、ホントに寂しい。

 でもこれが、

 永遠の別れとかじゃないだろ?

 今まで通り、ずっと傍にいるし。

 お前が、心から大好きだし······」



何言ってんだろ、俺。

重いんじゃないか、これ。



「······朔耶······」



はっとする。

大きな瞳から、涙が溢れている。

うそ。俺の言葉、刺さった?



「ありがとう······私も、大好き······」



ふわっと、いい匂い。

抱きつかれるなんて、思わなかった。

それと、大好き、という言葉も

もらえるなんて······



顔が、ゆるゆるに緩みそう。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ