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9−12


はい。それはもう、心得ました。

でも······でも······


「彼女から話す時を待つのが一番だが、

 時機を見誤ると、

 取り返しがつかない事態になる

 可能性がある。いざという時は、

 すぐに動けるよう心掛けておきなさい。」


親父も、何かを感じ取っている。

そうなんだ。ただ事じゃない気がして。


「······うん。」


「その時は、黙って寄り添うんだ。朔耶。

 彼女を、受け止めなさい。」


説得力ハンパねぇ。

マスター。ありがとう。

少しだけ、落ち着くことが出来た。



でもすぐに、割り切れるものじゃない。


この家に彼女いる日常が、もう

俺の生活の一部になりかけていた。

その空気が、なくなるというのは。


息が苦しくなるのと、同じ事だ。






 


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