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8−8


ぐぬぅ。いかん。

今、猫耳ゴスロリ杏奈にニャンニャンされて

気絶する妄想に支配された。


何だ、その会合は。何とか潜入できないのか。



「これから地下に向かいます。」


気づけば乾さんは、

エレベーターへ乗り込んでいた。


正気に戻れ、俺。

猫耳ゴスロリ杏奈をナデナデしてる

場合じゃない。


乾さんの豊満な二つ山で、何とか現実に戻る。

見事な曲線美です。



「河野 貴也が、貴方様と

 話がしたいそうです。

 網の拘束も解除され、血の蓄積は

 標準規定値まで下がりました。

 力の行使は皆無に近いです。ご安心ください。」



俺は、身を引き締めた。


あいつから、話がしたいって言ってくれた。

その事実が、信じられない。



エレベーターはどの階にも停まらず、

地下3階まで降下した。






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