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7−23


「そういえば、手の傷は大丈夫か?」


握っているのは、昨日傷を負った方の手。


「うん······お陰さまで、綺麗に治ったよ。」


ひっくり返した手の平は、真っ白くて

とても綺麗だ。

細い指が、小刻みに震えている。


「······こうして、狂わずに

 血を飲めるって、幸せなことだよな······」


「······うん。」


「しかも、大好きな子の血を。」


「······」


俺を見つめる杏奈の表情が、とろけている。


メロメロに、できてっかな?

······いや、まだまだ足りてない。

これからの、必須課題だ。


「······鍛えて、男磨いて、強くなって

 ······もっと、好きになってもらえるように

 頑張ろうと思ってる。」






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