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7−13


「······」


「······」



杏奈は、きょとんとしている。


俺は只々、彼女の大きな瞳を見つめた。



発動は、済んでいる。


そして、俺の願望も、果たされている。


彼女は何も、憶えていないのだろう。



「······何か、したよね?」


「······ああ。」


「何を、したの?」


「······憶えてないっての、かなり

 デメリットだよな······」


罪悪感が、拭えない。


「ねぇ。」


「教えない。」


「朔耶?」



まぁ、服を脱がせないようには、

コントロール出来たらしい。

それだけでも、自信に繋がるかも。


ただ、血を吸ったテンションMAX状態で、

それが出来るのかってなると······

まだ難しい。きっと。



「教えてよ。」


「やだ。」


「ねぇってばっ。」


わわわっ。


「揺するなっ。」


「何か、したんでしょ?教えてよぉっ。」






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