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「朔耶~!朝よ!起きなさ~い!」


無断で俺の部屋に入り、

カーテンを開ける不届き者。


「何すんだよ・・・・・・灰になっちまうだろ?」


「バカなこと言って!寝ぼけてないで、

 さっさと起きなさい!」


うるせぇなぁ。


起きるのはダルいが、このままだと

無理矢理布団を剥がされそうだ。



俺の安らかな眠りを妨げたのは、

母親の大地だいち 奏子そうこ

看護士という立派な職業のせいか

世話焼きなのが、めんどくさい。


おばさんだが、綺麗な部類に入る。

本人には、言わないけど。



奏子は、俺を起こすだけ起こして

嵐のように去っていく。


頭を掻きながら、ベッドから下りた。














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