表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
186/646

6-18


次の瞬間、俺は何が起こったのか

分からなかった。


気づけば、河野から馬乗りされ、

片手で首を掴まれていた。


その抑制に、当然ながら抵抗するが、

びくともしない。


なん、なんだ、この、差は。



「犬に成り下がった君に、僕は

 止められないよ。・・・・・・残念だ。

 少しだけ、期待したんだ。

 僕と同じなら、分かり合えるって。」



全身の力を振り絞るが、河野の手の力は

恐ろしい程強くて、

ただ絞められていくのを、もがく事しか

出来ない、なんて。



「・・・・・・その、赤い目。何で半人の君が、

 持っているんだろうね。気に入らないよ。

 ・・・・・・えぐり取ってもいいかな?」



もう片方の、こいつの自由な手が、

狙いを定めている。



「・・・・・・そうか。綺麗事言ったくせに、

 その赤い目で、日下部 杏奈を落としたのか。

 使い方、間違ってるよ。大地くん。

 この赤い目はね、補給だけに使うんだよ。

 満たすだけの、ただの便利な道具だ。

 彼女はね、君の事本当に大好きなんだよ。

 使うまでも、なかったんだ。」







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ