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「俺は、どうしたらいいですか?」
「GPSを付けて頂き、私たちが動向を追います。
可能な限り、確保しやすい場所へ
誘い込んでもらえると助かります。
朔耶さまが、制圧できると思った場所で
結構です。そして、
タイミングを見計らい、合図した直後
捕縛へ踏み込みます。」
急に、緊張感が。
「決して、ご無理をなさらぬように。
貴方様の力は強大ですが、
不慣れな捕獲となれば
必ず隙が生まれます。······ですから、
私たちを頼ってください。」
「······はい。」
心強い。バックアップは万全だ。
でも、油断できない。
昨晩の追跡失敗を思うと、
想定外な事が起こるかもしれない。
自分の力を、過信しないように。
御守りだと、思っておこう。




