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6-4


ホームルームが終わり、

一限目が始まる5分前。この時間を、

無駄にはしない。


スマホを取り出し、乾さんに

ショートメールの文章を打つ。

合言葉のようなものだ。



“血は、トマトジュースではない。”



これが、緊急用のメールらしい。

意味は、さっぱり分からない。


「詳しく教えろよ~!大地~!」


後ろから、背中をツンツンされる。

くっそ。柏原っ。邪魔すんなって!


「僕も知りたいなぁ~!」


振り返った河野は、笑顔だ。


とても、昨晩のパーカー男と

同一人物とは思えない。


「ちょうど今日、調整期間で部活ねぇから

 帰りに遊びに行こーぜ。話聞きてーし。」


「僕も是非、参加したいなぁ。」


「おっ。ついに俺に教えを乞いたいと

 思ったのか?河野~!」


「それも勿論あるけど、気になるんだもん。

 大地くんが、どうやって日下部さんと

 付き合うことになったのか。

 昨日まで、あんなに嫌がってたのに。

 そういう、落とし方の

 テクニックなのかなぁって思ってさぁ。」


「ははっ!確かになぁ!

 急展開すぎんよなぁ!

 そこを含めて、教えてもらおうかぁ!」




・・・・・・待てよ。



これは、チャンスかもしれない。







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