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6-3


・・・・・・

落ち着け。

昨晩は急すぎて、慌ててしまった。


とりあえず、乾さんに報告だ。



『朔耶。私たちは伊達に、

 捕食を制限して年月を過ごしてはいない。

 フルパワーの血縁者に対抗するべく、

 国と連携できるように働きかけている。

 もし、追跡で血縁者を発見し

 遭遇した場合、無理に捕まえようとするな。

 冷静に判断し、私たちに報告しろ。

 それなりの対応とサポートを準備して、

 駆けつけてやる。

 乾の電話番号を教えておくから、

 遠慮なく連絡することだ。

 すぐに、私に繋がる。』



これを、忘れていた。

うまくは、いかないな。

でも、昨晩の状態だと

女の人が手遅れになるところだった。


二度目はない。

犠牲者を出さない為にも。

これ以上、河野が手を汚さない為にも。


血で狂わされているとはいえ、

人を操り、好き勝手にしていいわけがない。

持ちつ持たれつ、だ。

じゃないと、俺たち吸血鬼の存続は難しい。


共存も。








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