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5-17



自分の部屋に戻って、約一時間後。

杏奈が家に戻ってきた。


玄関は閉まってて入れないので、

俺の部屋の窓からだけどな。


「あの女の人、

 吸血鬼と会った記憶がないみたい。」


「えっ?」


「気づいたら、あの場所にいたって。

 ・・・・・・もしかしたら、

 赤い目の効力じゃないかって思うの。」



・・・・・・そうか。


俺も赤い目になって、

杏奈が服を脱ぎそうになった時。

あの時の記憶が、彼女に残っていない。


赤い目で操られたのか。



「厄介すぎるだろ・・・・・・」


逃げたあいつの後を、

杏奈が追っていたらと思うと・・・・・・

冷や汗ものだ。


「同じ手口で、血を吸っていたとしたら

 ・・・・・・自分では、対処しきれない。」


顔を険しくする杏奈。


「やっぱり、追跡は俺一人でした方がいい。

 お前は待機して、連絡取り合う方が。」


「・・・・・・」



分かってくれ。


その方が、俺も安心だし、集中できる。







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