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5-7


窓を開けて縁に座ると、スニーカーを履く。

隣に杏奈も座って、

かわいいスニーカーを履いた。

おわぁ。細くて白いおみ足。膝下長ぇなぁ。


「ふふっ。窓から出ていくって、

 変な感じだね。・・・わっ、ほら!

 お月さま、キレーだよ!」


まんまるお月さま。

確かに、キレーだけど。


「お前の方がキレーだよ。」


ポロッと出た。

あら。ホストな俺、まだ続いてるのかな。


「・・・・・・朔耶って、意外と

 そういうの、平気で言っちゃうんだね。」


顔が赤いですよ。杏奈さん。


「お世辞言わねーもん。俺。」


「そ、そうじゃなくってさぁ・・・・・・」


足ぷらぷらさせて、かわいいですね。


「最初の一歩、手を繋いで飛ぼうぜ。」


手を差し出すと、杏奈は照れながらも

きゅっと受け取ってくれた。


「・・・・・・うん。えへへ。」


あぁ。かわいい。


「行くぞ。」


「うんっ。」








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