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「・・・・・・足手まといとか、思わねぇよ。
だけど・・・・・・」
『一緒にいたいの。お願い。』
ただでさえ、俺に血を吸われて
身体キツいだろうに。
「・・・・・・分かった。でも、俺は
お前を最優先するからな。何があっても。」
『・・・・・・ありがと。
えへへ。朔耶って、やっぱり優しいね。
大好きだよ。』
あっ。だめ。
俺が、メロメロになるぅ。
「俺も、大好きだよ。杏奈。」
『・・・・・・うふふふっ。どうしよ。あっつい。
ちょっとクールダウンしてから、
そっちに行くねっ。
今、顔合わせらんないっ。』
今でも、うぇるかーむだけど。
あ。でも、ハグしたくなっちゃうからな。
紳士に、エスコートしたい。
俺も、クールダウンしよう。
・・・・・・うへへへ。枕、抱きしめちゃお。




