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ガチャン。
「中々リビングに入って来ないと思ったら、
イチャイチャしてたのね!うふふ!」
リビングから、奏子が顔を出した。
・・・・・・まぁ、似合ってんぞ。パンツスーツ。
「ははっ。似合うじゃないか、朔耶。
さぁ、行こうか。二人とも。」
奏子の後ろから、昌耶が出てくる。
俺と同じキラキラスーツ、だよな?
想像以上に、ハマりすぎてる。
違和感、全っ然ない。かっけぇ。
「まずは、アンナちゃんの家に
寄って行くからね。荷物も預かるよ。」
「はい!よろしくお願いします!」
杏奈は笑顔で、元気よく頭を下げる。
ドライブ、楽しくなりそうだが
目的は、公認吸血鬼と杏奈とのバディ申請。
気を引き締めていくぞ。
あ。でも、杏奈のドレススーツ楽しみ。
拝んでから、気を引き締めよっと。




