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4-15


俺は、二階から下りてリビングに向かう。

集合時間は、9時。何とかギリ間に合った。


リビングのドア前で、杏奈と

はち合わせする。


「・・・・・・!」


大きい目が、さらに見開かれている。

さぁ、笑え!



「・・・・・・ヤバい、

 めっちゃカッコいいじゃん・・・・・・」



・・・・・・へ?



杏奈の表情が、とろけている。


・・・・・・赤い目、発動してないよな?



「・・・・・・とっても、素敵だよ・・・・・・

 さく、や。」



カタコトに俺の名前を呟いて、俯く。

顔、めっちゃ赤いぞ。


笑いを我慢してるわけじゃ、ないよな。


「・・・・・・ガチ、で?」


こくん。


「じゃあ、目を見て、言ってくれ。」



もじもじしながらも、上目遣いで

俺を見てくれた。


「・・・・・・カッコいいよ。さ・・・・・・

 あはっ。まだダメだぁ、まともに言えないよぉ。」




どうしよ。


ハグしちゃいたいくらい、かわいい。








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