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奏子お手製コンソメスープを一匙口に含む
親父の姿は、見惚れるほど上品だ。
「朔耶、アンナちゃん。二人とも今日は
学校を休んでもらう。
僕たちと一緒に出向いて、
会長と顔合わせする必要があるからね。」
早い方がいいっていっても、
まさかの今日だとは。
「日下部も?短剣返すだけだろ?」
俺は、レタスとトマトのサラダに
ゴマドレッシングを掛ける。
「バディ申請をすれば、
二人一緒に行動しやすいし、何かと
融通が利く。血をもらうのも、
お墨付きになるんだ。」
へー。いろいろあるんだ。




