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「・・・・・・ヤバい・・・・・・
ずっと見てられる・・・・・・」
おい。
襲うなよ。
「どうしよ・・・・・・好きすぎるぅ・・・・・・」
・・・・・・だはっ。俺もっす。
「夢みたい・・・・・・」
一緒。
・・・・・・
静かになった。
気になって目を開けると、
ちょー近い杏奈の顔が目に入る。
「わっ・・・・・・おっ、おはよっ!」
慌てて、離れた。
「おはよ。」
俺はニヤけそうになるのを抑えて、
身体を起こす。
キス、しようとしたろ?
ダメだぞ。
今度は、俺から、するんだから。
ちゃんと見つめ合って、な。
勿論、赤い目ナシで。




