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第三十九話 ジャスリート家で迎える勝負の前


勝負の前に士気を高めようって事で。


嘘です。


相変らず目標ここまで!に、たどり着けませんでした。


(今回もちと長いです。休憩はさまれながら、どうぞです!)


 

 ジャスリート家のお庭はそりゃあ見事なものなのです。

 

 お花のアーチがあったり、お池があったり。

 そのまま奥に進むほどお花より緑が多くなっているようです。

 広々と開けた場所もあれば、うっそうと生い茂る葉に覆われた小道もあります。

 そこに身を隠しつつ進んでみたりして楽しみます。

 シェンテラン家のお庭も大好きなのですが、それとはまた違った趣があるのです。

 鼻歌まじりに進みます。

 お花だけではなく木立の一角もあって、ちょっとした森のような場所があります。そこを目指します。

 シェンテラン家には無かったそこが何とも落ち着くので、リュームは日参しております。

 

 そこで木に寄りかかってしばらく過ごし、元気をもらってから戻るのです。

 

(あ――どうしましょうか?)

 

 リュームがいつも寄りかかっている木の下には、既に先客の姿がありました。

 レドです。

 気持ち良さそうに目を閉じて、のんびりとくつろいでいました。

(近寄っては邪魔してしまいますね。帰りましょう。そうっと、そうっと)

 静かにそのまま背を向けようとした、ちょうどその時にレドが薄っすらと目を開けました。

 首を持ち上げると、うううぅと唸って牙を見せます。

「あの、レド。邪魔してしまいましたね?ごめんなさい」

 ””べつに。””

 素っ気無くそれだけ言うと、レドは再び頭を伏せました。

「少しご一緒させていただいてもよろしいでしょうか?」

 返事を待たずにその場に腰を下ろしてしまいます。

 それが間違いだったようです。

 とたんに、レドの尻尾が勢い良く左右に振り出します。

 

 ””レドは・・・リュームなんてキライ、だ!!””

 

 そのままレドは半回転。ぷいっと背を向けられてしまいました。

「レド」

 ””ふん。だってダグレスとお揃いのカラス色で!真っ黒でみっともないから、キライだ!””

「はい。ごめんなさい」

 

 うな垂れると自身の黒髪がさらりと零れて、視界をよぎりました。

 カラスカラス。真っ黒の髪。

 

 ははは。はい。常々あの方から言われ続けていたおかげでしょうか。

 そんなに取り乱したりせずに済んでおります。

 それに、何と言いましょうか?

 あの方に言われ続けた言葉が、眼差しが蘇りますが、レドの言葉が胸を抉るワケでもないのです。

 ただこの胸にわだかまってしまうのは、何ともいえない申し訳なさです。

 

 ジャスリート家でレドに遭遇するたびに、このように嫌がられてしまっております。

 

 仕方がありません。お(いとま)するとしましょう。

 

 ・。:*:・。・*:・。・:*:・。・:*:・。・:*:・。・:*:・。・:*:・。:*:・。・:*:・。・

 

「何を言う」

 

 立ち上がろうとしたのですが、それよりも早く声を掛けられました。

 しゃがみ込むリュームよりも遥かに高くからです。

 驚いて振り返ります。

 そうして目に飛び込んできたのは、一目見て男の方と解る頑丈そうな編み上げの靴で。

 それなのに、背後に何の気配も感じませんでした。

 

 リュームがおそるおそる見上げるとそこには、全身真っ黒の衣装に身を包んだ見たことの無い男の方が立っていました。

(どなたでしょう?)

 リュームがしゃがみ込んだままで考えを巡らせていると、その方はゆっくりと近付いてきました。

 レドを一瞥し、それからリュームを見ると唇の端をつり上げます。

 何でしょうか。

 レドが体勢を低く構えたまま、小さく唸りだします。

 真っ黒の髪を後ろに結いまとめています。それが彼が歩く度に左右に揺れているのが見えます。

 とても長さがありますから。それが、まるで動物の尻尾のようにも見えました。

 衣服の上からでも彼の体つきはとても厚みがあり、戦うための筋肉がしっかりついているのが解ります。

 それに加えてよく日に焼けた肌が、ただでさえ精悍な印象をさらに強めて見せます。

(どこの騎士様でしょうかね?ジャスリート家の護衛の方でしょうか)

 その自信に満ちた笑い方と言い、立ち居振る舞いと言い、何かしらリューム馴染み深い気がします。

 それでもこの目の前の方が誰なのかがわかりません。

 このもどかしさと気味の悪さが相まって、思わず身を引いてしまいます。

 レドがすかさずリュームの前に出ました。

「レド!」

 まるで庇うように。

 

「どけろレド。邪魔だ」

 ””どかない””

「リュームにはこれから客人をもてなしてもらう。子供(ガキ)の相手をしている暇なぞないわ」

 ””レドは子供ではない””

 ふん、と鼻を鳴らしてまた嫌な感じで口角を釣り上げるこの男性はですね。

(もしかして―。この調子はもしかして)

 

 彼もまたしゃがみ込むと、リュームたちと同じ高さにまで目線を合わせました。

 とたんに飛び込む紅い紅い、紅すぎて遠目には黒に見せる眼と視線がぶつかります。

 彼もまたご領主様と張り合うくらい鋭い目付きです。

 まるで遥か空からでも獲物を逃さないような鷹のよう。

 髪はリュームと同じ真っ黒で、服装も黒で統一された中での唯一の色彩とも言える紅い宝玉。

 それには覚えがありマス。

 

「ダグレス!」

 

 何だもう解ったのか、つまらんなと、にやりと口角を上げて笑う様がまさにダグレスです。

 どんな姿をとろうとも!

「ほぅ。よく解ったな、カラス娘。褒めてやろう」

「ええ。まる分かりですよ。そんなに威張った話し方をするのはご領主様か、ダグレスくらいしか思い当たらないですから」

「何だと。」

「しかし、ダグレス!人の姿にもなれるんですか。やりますねぇ。どうなってるんですか!その造りは、獣サマ?」

「どうもなにも。我は力があるからな。そこの無能と一緒にするな」

 またしてもレドを見下したように、はんっと笑うのでリュームはレドよりも前に這い出ました。

「どんな姿をとってもダグレスはダグレスですね。感じの悪い。ふわふわの素敵な毛並で無い分可愛らしさのカケラも見当たりません。それどころか、余計に憎らしさが増していますね。それに、せっかくの一角はどうしたのですか?」

「オマエは。どうあっても口が減らないな」

 言いながらダグレスは、自分の腰帯に掛けた剣に触れて見せました。

 少しだけ柄を鞘から浮かせ、覗かせたその剣も深い闇の色です。

 思わず釘付けになるほどの見事な光沢を放つ様は、なかなかに迫力があります。

 リュームは納得して頷いて見せました。

「そうですか。取り外し可能でしたか。便利ですね」

「そうだといえばそうだが。無性に癪に障るな、その言い方は」

 ダグレスは忌々しそうに目を眇めます。

 

 ””何しに来た、ダグレス””

 

「だから、リュームを迎えに来たと言っているだろうが」

 ””レドが連れて行く。行こう、リューム!””

 

「駄目だ。今日は獣を見慣れぬ連中の集いだからな。悔しかったらオマエも人型を取れるようになる事だ」

「リューム、レドと行きたいです」

「貴様」

「だって。なぁんか嫌ぁな予感がするんですもの。何を企んでいるのですか、ダグレス?」

「企むも何も!我は愉快なだけだ。これからあの若造がどんな顔をするのか想像するだけでな!」

「それが嫌な感じだっていうんですよ、ダグレス。しかし、ミゼル様はすごいですねぇ。このようなダグレスの本性知らずして既に良い性格をしていると見抜いていらっしゃいましたからね~。ミゼル様ー!大正解ですよー」

 思わずここにはいないミゼル様にご報告です。

「ああ!?ああ・・・あの金の髪の娘か。あれも獣耳で無いが近いものは持っていたな。――来ていたぞ」

「え!?」

「今しがた到着したばかりだが」

 さらりとダグレスが言い放ちました。

 その言葉に勢い良く立ち上がり、駆け出したのは言うまでもありません!

 

 ・。:*:・。・*:・。・:*:・。・:*:・。・:*:・。・:*:・。・:*:・。:*:・。・:*:・。・

 

「ミゼル様っ」

「リュームっ!!」

 息を切らせて駆けつけた所、ミゼル様は既に迎えられてお部屋に通されたばかりのようです。

 扉を開け放ったリュームをみると駆け寄って、抱きついてきて下さいました。

 またも可愛らしくも力強いお花を受け止めます。

 少女がまとうに相応しい、裾のふんわりしたお召し物が良く似合っていて何ともお可愛らしい。

 薄淡い上品な白がまたミゼル様の金髪を映えさせてくれています。

 まるで女神様のお使いの、精霊様に歓迎されているかのよう。

 ミゼル様はリュームにぎゅうぅとしがみ付き、胴回りに顔を押し当てながら何べんも名前を呼んで下さっています。

 

「リューム!リュームッ!リューム、あなた、本当にもう!ちゃんと顔を見せなさい。ずっと心配していたんだからっ」

「はい、ミゼル様。申しわけありませんでした。急なことでご挨拶もせずにいて」

「そうよ!ひどいわっ!私に何の相談も無く勝手に、勝手にっお嫁に行くなんて許さないんだから」

「え!?」

 リュームのばかぁ、とミゼル様は強く抱きついたままです。

 わぁぁぁあああ――と精一杯、いっぱいのお声で泣きつかれまして、リュームも涙ぐんでしまいました。

 思えば倒れてからずっと心配を掛け通しだったに違いありませんから。

 

 泣きじゃくりとてもお話できる状態ではないようで、リュームはただただその背をさすりました。

(何の事でしょうかね?リュームはいつの間にお嫁さんになる事になっちゃってるんでしょうかね?)

 困って扉の影からこちらを窺う、ルゼ様とディーナ様を代わる代わる見渡しましたが、お二人ともからはただ微笑み返されるばかりでした。

 

「大体からにしてねぇ、ヴィンセイルがなってないから悪いのよ!」

 すん、と鼻を鳴らされてから、ミゼル様が勢い良く言い放ちます。

「え・・・えと?ミゼル様」

 

「ヴィンセイルは馬鹿なのよ。やり方が子供じみているったらないから、こういう事に・なるのよ」

 うわあ。ついに!ついに呼び捨て定着ですか、ミゼル様。流石です。

「リューム、ついにヴィンセイルの側に居るのが嫌になったのでしょう?だから・だからっ、他所の家にお嫁に行くなんて言い出したんでしょう!?」

「いいえ、ミゼル様」

「嘘よっ!!子供だと思って馬鹿にして。リュームまで私を誤魔化そうとするの何て許さないんだから」

 ぎゅぅううとミゼル様の小さな手が、力一杯リュームにしがみ付いたまま小刻みに震えています。

「落ち着いて下さいませ、ミゼル様。リューム、お嫁になんて行ったりなんてしませんよ?どうしてそのような話になっているのでしょうか?」

 落ち着かれますようにと思いながら、ミゼル様の後ろ頭を撫でながら尋ねました。

「じゃあ、何故!?こうしてリュームは公爵様の所にいるの?説明してみなさいよ!どうして、何のためにシェンテラン家から出て行ったの」

「ミゼル様、それは」

(無理矢理ですね、ちゅーだのぎゅーだのされた上・・・・・・それ以上だのをですね、されそうになったからなんでございますよ。他にも色々と問題が山積みでして)

 ハイ、まさか、言えません。ミゼル様はまだ十四歳と半分ですから。

 それを差し置いたとしても言えません!

 何と説明していいものやらと、リュームが言葉を選ぶためにみせたほんの少しの迷いの隙にもミゼル様の訴えは続きます。

「はっきり言いなさいよ!ヴィンセイルの事がどうしようもなく嫌になったのでしょう!?」

「ミゼル様、どうされたのです?」

 必死でしがみ付くミゼル様のあまりに必死なご様子に、リュームの胸もまた絞られるかのようでした。

「だってお父様もお母様も、リュームは公爵様に気に入られて養女として引き取られたんだって!そこで公爵様のお目にかなった方と婚礼を挙げるのだから、だから、もう私とはおいそれと会えなくなるんだって言うのですもの!だから、私、公爵様にお手紙を書いたのよ。リュームを返して下さいって!」

「そうでしたか。お手紙を?」

 

 リュームが目線だけを向けて問うと、扉の影のルゼ様は頷かれました。

 

「行かないでリューム!どこにも、行かないって約束して。今すぐ帰るって言いなさいよ、リューム!」

 リュームはそのミゼル様の涙に濡れた頬を拭いながら、弱々しく首を横に振って見せます。

「申しわけありません、ミゼル様。リュームはまだ、帰れません」

「リューム、ヴィンセイルの側が嫌なら私の家にくればいいじゃない」

「嫌ではありませんよ、ミゼル様。ですがそれはまだ出来ないのです。リュームがお側に居る事は、彼の妨げとなるのです」

「意味がわからないわ」

「わからずともご理解下さいませ」

「何よ、それ」

 

 言い聞かせるように囁きかけながら、その頬を挟んで包みこみます。

 

「さぁ、ミゼル様。ルゼ様だけではなく、フィルガ様やディーナ様それにダグレスやレドにご挨拶はなさいましたか?」

「まだよ」

 ひっくとしゃくり上げながら、ミゼル様は涙を拭われました。

「ではご挨拶いたしましょう。ね?」

「わかったわ」

 ミゼル様は涙を拭いながらも、リュームから離れようとはしませんでした。

 

 ・。:*:・。・*:・。・:*:・。・:*:・。・:*:・。・:*:・。・:*:・。:*:・。・:*:・。・

 

 なかなかリュームから手を放そうとはしないミゼル様でしたが、そこは流石のルゼ様です。

 リュームはこれから午後に備えて着替えねばなりません。

 その間は女同士で作戦会議を致しましょうとミゼル様に持ちかけられたのです。

「作戦ですか?」

「そうよー!私とディーナとミゼル嬢の三人だけでね。いかがかしら?」

 いぶかしむミゼル様に、ルゼ様は明るい調子で屈託無く誘われたのです。

「リュームは?」

「あら。だってこれは、リューム嬢のための会議ですもの。これからのリューム嬢の幸せを願ってのね!」

 ミゼル様はリュームを一度見上げてから、手を弛められました。

「では、このミゼルも是が非でも参加せねばなりませんわね」

 

 どんな会議になるのでしょうかね。

 議題に取上げられるほど大げさな身の上では無いので、いささか緊張してしまいました。

 

「行って来るわね、リューム。あなたはちゃんと着替えて大人しくしているのよ」

 

 まるでおかー様のようですね。

 そんなミゼル様を見送りましてから、リュームは着替えるために部屋に戻りました。

 

 ・。:*:・。・*:・。・:*:・。・:*:・。・:*:・。・:*:・。・:*:・。:*:・。・:*:・。・

 

 しばらくすると作戦会議なるものを終えられたらしいミゼル様が、レドに付き添われてリュームへとあてがわれたお部屋にいらっしゃいました。

 もうすっかり涙も乾き、いつもの笑顔が戻っています。

「リューム。午後はこれからお茶会なのですってね。お二人からうかがったわ」

「はい」

 本日はジャスリート家ルゼ様主催のお茶会でございます。

 心の中でも力強く頷いてしまいます。

 ある意味ですね、勝負のお茶会なんですよ、とは伏せておきましょう。

「勝負ね、リューム」

「はい・・・ってミゼル様!?」

 

 何故それをご存知なのでしょうかとのけ反ってしまいます。

「公爵様は私にも同席の許可を下さったわ。私の目から見て、リュームに相応しい人とやらを見極めてもいいとまで仰って下さったの」

「リュームに、ですか?リュームが、ご領主様に相応しいかどうかではなくてですか?」

「そうよ。リュームを大切に出来る人に任せたいから、私も側に付いているわ!もちろん、邪魔なんてしないで見守るに徹するわ。ううん、公爵様とディーナ様のお手伝いをする。うんと令嬢らしく振舞うって約束するわ」

「こ、心強うございます、ミゼル様。しかし、ですね~恥ずかしくもありマス!」

 

 レドのふわふわさに落ち着きを取り戻したらしいミゼル様に笑顔が戻りました。

 良かったです。

 レドも金の髪のミゼル様を好ましく思っているようでほっとしました。

 ””リゼライと似ている””と言って穏やかに身を任せています。

 

「レドはミゼル様が気に入ったようですよ。良かったですね」

 そう?とミゼル様はレドに抱きついてその琥珀の瞳を覗きこんでいます。

 レドの尻尾がぱたり、ぱたりと床を打ちます。

 ええ、間違いなく。

 そう答えるつもりで頷くと、ミゼル様が上目使いでこちらを見ておりました。

 レドの頭にご自分の顎を乗せながらです。

 

 かっ・・・可愛らしすぎです!!美少女と獣。何て絵になる組み合わせなんでしょうか!

 このままミゼル様とレドに抱きついてもいいでしょうか。

 今ならレドの機嫌も良さげですので、何とか行けそうな気がします。

 直に床にくつろぐお二方に近付きます。そろっと、さり気なさを装いつつ。

 

「リューム、何だか変わったわ」

「そうでしょうか?」

「うん。何だか、すごく、綺麗になったわ」

「えぇ!?」

 

 申し訳ないくらい、変わった気がしないのですが。

 思い切りぎゅうぅとした上で、ちゅうぅっとしてくれましょうぞ!

 そんなヨコシマな気持ちで広げていたリュームの腕は、行き場を失ってしまうってものです。

 でもせっかく褒めて下さっているミゼル様にそんな事を告げられません。

 ただ少し照れて困ったように笑って見せました。

 また、ミゼル様は上目使いです。凝視されてしまいます。

 

「ヴィンセイルに見せるのが惜しい気がする」

「ええ!?」

「私ですらどきどきするくらいだもの。ヴィンセイルなんてひとたまりも無いわ、きっと」

 

 ””レドもそう思う””

 

「ええええええぇ!?」

「何よ。そんなに驚かなくてもいいじゃない?」

 

 ・。:*:・。・*:・。・:*:・。・:*:・。・:*:・。・:*:・。・:*:・。:*:・。・:*:・。・

 

 いえ。あのですね。

 レドが。レドが、リュームを褒めましたよ!?

 

「ありがとうございます。お二方の身に余る言葉を胸に、これからがんばろうと思います!」

 ええ!つらい時も乗り切れそうな気がします。

「何それ。リューム、最初は言葉少な目のほうがいいような気がするわ」

 中味は相変らずなのね、とミゼル様にため息交じりで呟かれてしまいました。

 

 ハイ。そうでございますとも!

 

 リューム、勢い良く頷いて見せました。

 

 

 

 

『これでも削りました。』


そんな言い訳はどうでもいいですね。

すみません。


次回は小話です! ← えええええええ!?


言い切っちゃう辺りでもう書いてるんだなと、バレバレですね。

はい。

もう、スクロールも長くて申しわけないので『閑話』って事でUPします。


お付き合いありがとうございます!


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