7話
【side???】
「黒闇は失敗したか、たがこれも想定の範囲内……」
「そうですわ閣下、いくら全知全能持ちがいるとはいえ所詮は学生の集団、全ては私の能力アカシックレコード-宇宙の真理-の手のひらの上ですわ、ぬかりなく現場から既に「彼」のDNAは採取済みですわ、フフ」
「紅よくやった」
「もったいないお言葉ですわ」
「しかしようやくか……2000年の時を経てレリックの起動、その悲願がついに果たされる……、新たな時代の幕開けは近い、汝導かれるはアマテラスの意志のもとに……!」
「「我等導かれるは意志のもとに」」
……。
「side気ままな生徒会長」
ジーザザ、
「……教団がいよいよ動き出すみたいですね~、」
「盗聴されてるとも知らずにペラペラ喋っちゃって笑えますね」
「書記長ちゃかさないでください、と言っても情報漏洩はこちらとしてもありがたいですが……」
「でも教団もおまぬけさんですね~私の能力を『ただの』全知全能程度だと思ってるなんて~」
「それはさすがに酷だと思いますよ、会長のIQが200オーバーの潜在レリック症候群だなんて誰も……」ガタッ
「ストップです~! お喋りが過ぎてますよ~ ほら~ あまりの情報にねずみさんが尻尾を出しちゃってるじゃないですか~」
「ホワイトアウト-人体凍結-はい、諜報員1人確保です。相変わらずの自然な言動誘導、さすがは会長です」
「また会長に誘導されてる事に気づきませんでした、リサーチエネミー-情報吸収- ……それにしても会長さん、彼のDNAを教団に渡してしまって良かったんですか?」
「それはですね~ 実は彼の救出に行った時にこっそりと床に付着した彼の体液は、全て私の夜のエッチなお汁にすり替えて起きました~ 今頃教団の研究所は阿鼻叫喚かもです~」
「ヒエッ 会長さんの容赦なさにさすがの私もクリちゃんがちぢみあがる思いです。」
「書記長に同意です、私がもし教団の研究員だったなら、男のDNAだ聞いたら少しは、舐めたり匂いを嗅いだりするはずなので……さすがに容赦がなさすぎかと……」
「ええ~ そうですかね~? 私的には~ 軽いイタズラなんですけどね~ 」
「「軽くはないと思います」」
「そうですかね~~?」
【side第二教団研究所】
「いったい何が起こったというんだ……」
「捜査長、研究員全員失神しています!」
「ああ……意識がもどりしだい事情聴取を頼む……。 しかし頼むぞ……こととしだいによっては……教団の今後が本気で変わってくる……、いったい閣下になんと報告すれば、あぁ胃が……くぅ、まじで胃薬飲まないとやってられないっ。」
【教団sideout】
……。