3話
「う、うん、そうだよね、気をつける」
「本当にわかってる? 女は狼なんだからね? それに女の方が超能力のレベルも圧倒的なんだからね? 襲われたらお兄ちゃんじゃ逃げる事も出来ないんだからね?」
超能力? えっ、この世界超能力があるの?
「妹ちゃん!超能力について詳しく!」
興奮のあまり妹ちゃんの両手を握ってしまった。
「き、急にどうしたのお兄ちゃんっ、こんな急に手を握られたら…我慢出来なくなっちゃうよっ」
我慢?なんの我慢じゃいっそれよりも超能力について詳しくっ。
「いいから超能力について教えてっ、ご褒美あげるからっ」
「ご、ご褒美!?」
妹ちゃん何を想像したのか顔を真っ赤にして、あたふたしながらも、張り切って説明してくれた。
なるほど…
要点をまとめると、超能力はレベルE~レベルSまであると。
女は超能力めちゃくちゃ強い、男は超能力めちゃくちゃ弱い、
例外がたまにいるものの、この世界に男は少ないので、男はだいたいE~Dと。
例外である超能力の弱い女ですらレベルCは、あると……。
この世界の男しょぼすぎない?
でも、男の体液には女の超能力を一時的にパワーアップする効果と快感の効果があると…、
すまん、ここはどこのエロゲの世界か?
なるほどなぁ……、てか期待してた俺の能力、液体効果10倍とか、まじはずれ能力じゃないか…。
いや水を飲むときに使ってみたら、水道水がめちゃくちゃ美味しくなったけど、さすがにハズレ能力過ぎじゃないだろうか……。
「うーーーむ、だいたいわかった。ありがとうね妹ちゃん」