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1〜暑さのごとし〜
草は臭くても臭くない草もある・・・・・。
太陽が強く照らし我ら植物たちの水分を遠慮なく蒸発させる夏のごとし。
今日も植物たちはできるだけ水分をとり光合成をし子孫を残そうと懸命である。
グランドの隅に多い茂る草たち・・・。
「暑い…太陽ぉ…やり過ぎ」と雑草君が地面に張り付くばりながら乾燥を防ごうと水分を葉に送ろうと運動するなか、「僕の予感では今日は雨が降るよ」とタンポポ君が毎回のこと雨の予報を自慢げに花びらを一層開きながら言う。彼は雨の予報が好きなのだ。当たると執拗に当たった当たったと大声でいうのだが雑草君は軽く流しながら終わるをまつ。そして、執拗すぎるとタンポポ君のまわりの栄養を吸いとってやる。
だがタンポポ君のほうが根っこが圧倒的に長いのでやりかえされ、結局負ける。世のつねなのだ弱肉強食なのだ。自然界なのだ。だから最近は、ましてや夏のような、このような暑さの中ではやらない。死にます。
この暑さの中、雑草君は生命力があるから他の植物より強い。なのだが雑草君は稀に苦手だ。遺伝子を恨むべきか生まれた環境を恨むべきか・・・・・。