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モノクロ襲撃

タイトルからしてあの人登場です。





 やぁ、みんな! 初めの人は、初めまして。俺は白銀狼代だ!

 一見、どこにでもいる高校生のように見えるが……実は俺、神なんだ。

 え? 出てきていきなり、中二病発言するとか痛いって? いやいや、何をおっしゃる。俺は本当に神なんだよ! ほら、よく見てよ! この立派な犬耳に尻尾を!


「ま、神なんてやめたけどね」

「? いきなりどうした?」

「気にしないでください」

「そ、そうか」


 俺は今、上白沢慧音さんの家にお邪魔している。それで俺が何故、あっちからこっちに来たのか説明をしているところだ。


「つまり、話をまとめると、消えそうだったところを八雲紫に救われた、と言うことか?」

「まあ、そうなりますね。釈然とはしませんが」

「ふむ……珍しいこともあるもんだ。」

「珍しいこと?」

「ああ。八雲紫はよく……とまでは行かないが、時折、外の世界から人を連れてくることがあるんだ」

「へ? マジで?」

「ああ。まじだ」


 ちょ、何やってんの紫さん! 外の世界から人連れて行っちゃダメでしょ! というか、慧音さんって、マジって言葉を使うんだ。少しビックリしたよ。


「おかげで以前よりも里の人数が増えてしまってな……」

「そりゃあ大変ですね……」


 紫さーん! アンタ一体、何人向こうから連れて来てんだよ! あれ? もしかして、最近よく人が行方不明になったってニュース見かけてたけど……まさか、紫さんが犯人?


「て、俺もその1人になるのか」

「まあ、そうなるな。ところで聞きそびれてしまったが、代。君は妖怪なのか?」

「妖怪じゃないです。神やめた神です」

「神をやめた神? そんな簡単に神なんてやめられるのか?」

「さあ? 自称してるだけですから分かりません」


 とある話で、神に逆らって、神をやめさせられたってのは、聞いた覚えがあるけどね。あ。あれは天使か。


「代はなんの神なんだ?」

「犬神ですよ犬神」

「犬神か…… え! 犬神だと!」

「うおっ!?」


 どうした慧音さん。いきなり声を張り上げたりして。あれ? もしかして、何か地雷でも踏んだ?


「い、犬神……」


 何か、慧音さんの眼が汚物を見てるような眼になった。酷い。俺まだ嫌われるようなことしてないよ?


「……は、博麗の巫女を呼ぼう」

「誰ですか? その博麗の巫女って」

「い、いやなんでもない。気にするな。そろそろ寺子屋に行く時間だ。す、すまないな。また後で会おう」

「え? あ、はい」


 そう言うと慧音さんは、これを使ってくれと金を置いてってくれた。そしてそのまま俺から逃げるように出て行く。俺も家から出た。


「……俺、なんかやったっけ?」


 そして慧音さんの家の前でへこんだ。




◆◆◆◆◆




「はっはっ……まさか、犬神が幻想郷に来るなんて……」


 犬神……見たことはなかったが、書物でなら見たことがある。人を呪い、人を喰らい、そして子孫までも苦しめる祟り神。そう書物には記されていた。


「クッ……何かあってからでは遅い!」


 人里の管理者として、見逃す訳にいかない。手遅れになる前に、なんとかしなければ……


「博麗のいるか!」


 慧音は慌ただしく神社の扉を開け、大声で博麗を呼んだ。


「何よ。慌ただしいわね。って、慧音じゃない。珍しいわね」


 すると、奥の方からやる気のなそうな顔をした巫女が現れた。


「はぁはぁ……す、すまないな。緊急事態なんだ。手を貸してくれないか?」

「緊急事態って里で何か起きたの?」

「いや、まだ起きる前だ……」

「どういうことよ?」

「い、犬神が人里に現れた!」

「な、なんですって!?」

「おいおい、どうしたんだ?」


 後ろから、若い少女の声がした。慧音が振り向くと、そこには箒を手に、モノクロのローブを身に纏った魔法使いがいた。


「ああ、魔理沙か……丁度いいところに来てくれた」

「いや、丁度って一体なんなのぜ?」

「魔理沙大変よ。人里に犬神が現れたらしいわ」

「! それホントか! 慧音!」

「ああ……」

「それはヤバいぜ!」

「手を貸してくれないか?」

「ああ、勿論だ!」


 魔理沙は箒にまたがり、そのまま空へと飛んでいった。


「私も行くわ。萃香ー! 留守番よろしくねー!」

「お……おう?」


 奥から小さい鬼が歩いてきた。多分、先ほどの慧音たちの様子が気になり、来たのだろう。


「行くわよ慧音!」

「ああ! すまない!」


 慧音と博麗は人里に行くべく、神社を後にした。




◆◆◆◆◆




「後もう少しだけ!」

「断る! これ以上は無理だ!」

「チッ……分かったよ。それでいいや」

「おう。毎度あり」


 お金を手渡し、買ったばかりの林檎にかじりついた。


「おぉ! これうまいな!」


 シャキシャキっという音と共に、口の中に甘い味が広がる。何これ。向こうのりんごよりうまいじゃないか。特に歯ごたえがよすぎる。


「このシャキシャキいいな」


 林檎をかじりながらそう呟いた。


 ところで、里の中を歩き回って、驚いた事が2つあった。

 1つ目は、建物こそ江戸時代らへんのままだが、文化自体は現代とほとんど変わらないこと。

 2つ目はみんないい人だということ。俺みたいな人外は嫌われてると思ったが、全然そんなことはなかった。むしろ、みんなから声をかけてくれたりと、かなり友好的だった。


「なんか、ここっていい所だな」


 気が付いたら尻尾を振っていた。なるほど。犬はこんな気持ちになると尻尾を振るのか。


「こんな場所なら、ずっと住んでても」

「あっいたぜ! 犬神!」

「ん?」


 後ろの方から、騒がしい声がした。振り向くと、そこには見慣れない女の子が立っていた。帽子に箒。それとモノクロのローブ。見た感じは魔法使い。


「……もしかして、俺のこと?」

「お前以外に誰がいるのぜ?」


 どっかにいるんじゃない? つか、なんかめっちゃ敵視されてね?


「お前が犬神だな」

「そうだけど」

「よし! これで霊夢よりも先に……あ! 待ちやがれ!」

「誰が待つか!」


 物凄く嫌な予感がしたので、すぐさま逃げ出す。よく見るとあの子、あな金髪幼女と似てなうか? とにかく、今は逃げてどこかに隠れよう。


「この魔理沙様から逃げるなんていい度胸なんだぜ」

「うっそぉぉお!」


 いつの間にか、奴は箒に乗りながら俺の横にいた。いや、速すぎだろ! つか、やっぱり魔法使いだったのか!


「お前に恨みはないが、昔お世話になった奴からの依頼でな。悪く思うな」

「なんだよそれ! お前は殺し屋か!」

「普通の魔法使いだぜ」

「意味わかんねえよ!」


 魔法使いに普通とかないだろ! と、魔理沙とかいう子は、ポケットから何かを取り出し、それを俺に向けてかざした。


「喰らいやがれ! 恋符『マスタースパーク』!」

「ちょ! な、なんか来たぁぁあ!」


 魔理沙とかいう子が何かを唱えると、見るからに危ない光が俺に向かってきた。俺はなんとか逃げようとする。が、逃げ切れる訳がなく、背後より迫る来る光に飲み込まれるのだった。


「ぎゃぁぁあ!」


 昨日は金髪幼女に、今日はモノクロ魔法使いに襲われる。一体何故、俺がこんな目に遭わなきゃならないんだ?






はろはろ。風心です。


さ、一難去ってまた一難。今度は魔理沙に襲われる代さんでした。


毎回思うのだが、マスパってかっこいいですよね。俺も撃てないかな((無理


とまあ、代さんはこの先どうなるのでしょうかね。


それではまた。

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